飲み会でも教室でも、私たちは何気なく縦線を引き、横線でつなぐ。だがこの見慣れた遊びには、700年近い歴史がある。
あみだくじのルーツは室町時代(およそ14〜16世紀)までさかのぼるとされる。興味深いのは、当時は今のような「はしご」型ではなかったということだ。縦線と横線の格子ではなく、一点から外へ広がる放射状(扇形)の形をしていた。
「あみだくじ」という名は阿弥陀如来(あみだにょらい)に由来すると伝えられる。仏画に描かれる阿弥陀如来の背には、四方へ光が広がる後光(光背)がある。放射状に伸びた初期のくじの線が、まさにこの後光に似ていた。そこから「阿弥陀の光に似たくじ」=あみだくじと呼ばれるようになった。遊びの名前一つに、仏画の図像が刻まれているのだ。
初期の使い道も今とは違った。数人が少しずつお金を出し合うとき、放射状の線の先にそれぞれ違う金額を隠して書き、参加者が線を選んで自分が払う額を引いたのだ。つまり今日の「金額配分」モードこそ、最も古い原型に近い。順番・当たり・罰ゲームを決める万能くじへ広がったのは、ずっと後のことである。
放射状は人数が増えるほど線が絡み、結果を目で追いにくい。時代とともにあみだくじは複数の縦線に横線を渡す形へと定着した。上から下へ線をたどり、横線に出会うと隣へ一つ移る規則は、結果をひと目で追える。はしごを上り下りするように見えるこの形から、韓国では사다리타기(はしご登り)という名がついた。
同じ遊びが国ごとに違う名を得た。日本は今もあみだくじ、韓国は사다리타기、英語圏は脚のように伸びる縦線からGhost Leg、中華圏は鬼腳圖と呼ぶ。名は違えど原理は一つ — 重複せず、全員に異なる結果が公平に渡る、700年を生き抜いたくじだ。その知恵が今、ブラウザのアニメーションとして受け継がれている。
🪜 あみだくじを作る →